2005年10月20日(木) 00時00分

ＨＰで「地震の揺れやすさ」…都道府県別に公表（ZAKZAK）

内閣府　内閣府は２０日までに、地震が起きるとどの地域が揺れやすいかを都道府県別に示した「表層地盤の揺れやすさ全国マップ」をホームページ（ＨＰ）で公表した。全国を１キロ四方に区切り、揺れやすさを色で示している。同府は、このマップで自宅周辺の地盤の揺れやすさを知ってもらい、住宅の耐震診断など防災対策に役立ててもらう考えだ。

　地震には、震源からの距離などが同じでも、表層地盤が軟らかな場所は硬い場所よりも揺れが大きくなる特徴がある。同府は、地形の成り立ちや特徴、地質調査資料から地盤の硬軟を推定した。

　また、マグニチュード６．９の地震が発生した場合の計測震度分布も併せて公表。これにより、人口の多い平野部や川沿いの地域ほど表層地盤が軟らかく揺れが大きくなりやすい半面、山間部では揺れにくいことが分かるという。

　同府は今後、地方自治体に対し、このマップを基に５０メートル四方に区切った、より詳細な「地震防災マップ」を作製するよう呼び掛けていく。

　ＨＰのアドレスは、ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｂｏｕｓａｉ．ｇｏ．ｊｐ／ｏｓｈｉｒａｓｅ／ｈ１７／ｙｕｒｅｙａｓｕｓａ／ｉｎｄｅｘ．ｈｔｍｌ

ZAKZAK 2005/10/20

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_10/t2005102020.html