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2005年10月20日(木) 23時31分

ウィルコム、Windows Mobile搭載のW-SIM対応端末「W-ZERO3」impress Watch

写真:インプレス    ウィルコム、シャープ、マイクロソフトは、W-SIM対応のPDA型携帯端末「W-ZERO3」を発表した。12月上旬発売予定。価格はオープンプライスになる予定だが、ウィルコムでは「50,000円を切る価格帯」にしていきたいとしている。

 「W-ZERO3」は、W-SIM対応のシャープ製携帯端末。型番としては「WS003SH」となる。W-SIM装着時にPHSとして利用できるほか、無線LANにも対応する。その商品名は、「Willcom」「Windows」「Wireless」の“W”に、携帯電話やパソコンとは異なるという意義をアピールする“ZERO”、そして携帯・パソコンに次ぐ第3の存在、PHSのデータ通信と音声通話、無線LANと3種類の通信が可能な点から“3”とそれぞれ意味が込められているという。

 3社では20日、都内で記者会見を開催。ウィルコム代表取締役社長の八剱洋一郎氏や、シャープ代表取締役専務で情報通信事業統括の松本雅史氏、マイクロソフト代表執行役社長のダレン・ヒューストン氏が出席し、新機種の概要を説明した。

■ スライドギミック、W-SIMや無線LANをサポート

 ハードウェア面を見ると、CPUは、インテルPXA270 プロセッサ 416MHz、内蔵メモリは128MBで、ワークエリアは64MBとなっている。miniSDカードスロットを搭載しており、最大1GBモデルまで利用可能。外部インターフェイスとして、USBポート(miniB)を備えるが、ホスト機能はなく、ペリフェラル(子)として活用する形になる。USB経由でパソコンと接続して、PIMデータの同期などが行なえるほか、モデム代わりに利用することも可能。

 このほか、無線LAN(IEEE 802.11b)にも対応しており、ウィルコムでは、NTTコミュニケーションズと提携し、HOTSPOTが利用できるようになるオプションサービス「ウィルコム無線LANオプション(月額700円、2006年5月末まで無料)」を12月上旬に開始する。

 外観は、一般的なPDAに似た仕上がりで通常は画面が縦長になるように使うが、背面部は液晶部からスライドするギミックが採用されており、開くとQWERTY配列のキーボードが露出する。設定によっては、スライドさせることで画面表示を縦長・横長に自動的に切り替えるようにすることもできる。

 ディスプレイはタッチパネル機能を備え、3.7インチ、640×480ドット、65,536色表示のモバイルASV液晶を搭載。背面に有効画素数133万画素CMOSカメラを装備しており、SXGA(1,280×1,024)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)サイズの静止画を撮影できる。このほか、WMV形式の動画撮影も可能。背面を覆うバッテリーカバーの内側に、W-SIMスロットが配されている。

 大きさは70×130×26mm(幅×高×厚)、重さは220g。連続待受時間は200時間、連続通話時間は300分。タッチパネルで操作できるようスタイラスも付属している。パッケージには充電機能も備えたUSBケーブルなどが同梱される。

■ Windows Mobile 5.0搭載

 OSはWindows Mobile 5.0 for Pocket PC。日本語版のWindows Mobile 5.0がリリースされた際、英語版ではサポートされていたスマートフォン関連仕様は「日本語版では対応していない」と案内されていたがW-ZERO3も同じく、OSはあくまでもPDA向けの仕様のみにまとめられている。ただし、通話やウィルコム向けのメール機能、アドレス帳といったPHSの音声端末としての機能は、シャープ開発のソフトウェアが搭載されている。

 フルブラウザ「Internet Explorer Mobile」も備え、Flashコンテンツも閲覧できる。ウィルコム向けメールサービスであるライトメールのほか、Outlookによってパソコン向けメールアドレス(POP/SMTP)も利用できる。Java(MIDP)対応で、今後、3Dゲームなども登場する見込みだ。このほか、「Windows Media Player 10 for Pocket PC」を搭載しており、音楽や動画を楽しめる。miniSDカード採用で、SD-Audioなどが利用できるかどうか、という点については「現段階では未定」(ウィルコム担当者)とのこと。動画再生時は全画面表示でも楽しめる。

 OSがWindows Mobileということもあって、WordやExcel、PowerPointといったオフィス文書の閲覧も可能。このうち、Word・Excelは編集も可能となっている。またPDFは、Picsel PDF Viewerで閲覧できる。シャープの電子書籍ソフト「ブンコビューア」も用意されており、XMDF形式の電子書籍も楽しめる。

 アプリケーションを追加できるかどうか、その仕組みは未定とのことだが、たとえばIP電話ソフト「Skype」は利用できる見込み。企業内でIP電話端末として動作するかどうかは、現在検証中とのこと。

 また、Windows Mobileの仕様として、修正パッチなどソフトウェアアップデートの仕組みは取り入れられているが、W-ZERO3でもエアダウンロードによるアップデートが可能になるかどうかは未定している。

■ 出荷台数は今年度10万台に

 壇上に立った八剱氏は、「3社による力作。WXシリーズは、ローエンドからミドルクラスのユーザーに向けた製品だが、W-ZERO3は、ハイエンドの携帯電話とパソコンの間に位置付けられる機能を備えており、1台で何でもこなしたい多機能派に納得いただけるものではないか」と自信を見せながらアピール。

 シャープ松本氏は、「オンタイムもオフタイムもさまざまな場面で活用できる第3のコミュニケーションツールだ」として、携帯電話とパソコン・PDAの間になるというW-ZERO3へ期待感を示した。このほか、マイクロソフトのヒューストン氏も「革新的な製品であり、日本におけるモバイルフォンの第一歩としたい。Xbox 360と発売日が重なるかもしれないが、もしそうなったならば、秋葉原で一緒に購入したい」とコメントした。

 12月上旬発売を目指して開発が進められているというW-ZERO3だが、出荷台数について八剱氏は「ノートパソコンユーザーやPDAユーザー、ハイエンドの携帯電話ユーザーで約440万台程度の潜在市場があると考えている。ただし、全く新しい分野であるため、W-ZERO3がどの程度受け入れられるか、読めないところもある。まず2005年度中は、10万台を出荷し、その動向を見て、今後の生産についてシャープと話し合っていきたい」と述べた。

 今後のロードマップについて同氏は「W-ZERO3で終わるつもりはない。まずは使っていただくため、早期のリリースを目指した。W-SIMを装着するという仕組み自体はできあがり、CPUなどの性能向上は比較的容易に変更できるのではないか。今後寄せられるであろう、さまざまな要望を踏まえてGPSやFeliCa、テレビ、ラジオといった機能を搭載していくかどうか、プライオリティをつけて実現していきたい」とした。

 このほか、W-ZERO3向けのポータルサイトを提供し、着信メロディや待受画像、ユーティリティといったコンテンツを配信する考えや、インテリシンクなどと協力した法人向けソリューションの提供も行なっていくとした。

 50,000円を切る価格帯を目指すとのことだが、基本的にW-SIMとのセット販売になる予定。今後、ユーザーからの要望が強ければW-ZERO3単体販売も検討していくとのことだが、W-ZERO3は、W-SIMなしでも動作するため、セット販売よりも単体販売のほうが高い価格帯になる可能性が強いという。なお、ウィルコムストアだけではなく、量販店でも取り扱われる。

■ URL

  製品情報(ウィルコム)

  http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/003sh/

  ニュースリリース(シャープ)

  http://www.sharp.co.jp/corporate/news/051020-a.html

  ニュースリリース(マイクロソフト)

  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2450

■ 関連記事

・ ウィルコム、PHS通信部分だけ独立させた「W-SIM」開発

・ インテリシンク、ウィルコムの新端末「W-ZERO3」対応へ

(関口 聖)

2005/10/20 13:00
(impress Watch) - 10月20日23時31分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000031-imp-sci