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2005年10月14日(金) 00時00分

友達の電話番号 絶対教えないで朝日新聞・

不審電話の手口巧妙化/4月から20数件

 児童らから友人宅の電話番号を聞き出そうとする不審電話が津山市内で相次いでいる。4月から今月13日までに、小中学校から市教委に二十数件の報告があり、「おれおれ詐欺」や「不審電話対策」といった言葉で受け手の不安をあおるなど、手口は巧妙化している。
 
 「おれおれ詐欺に絡んで人が死ぬ事件が起きた。校長先生が会議を開く夕方までに、皆の連絡先を調べないといけない」「最近、不審電話が多くないですか。対策として来年からNTTで一括連絡網システムを作ることになったので、名簿を入力している」——。
 
 市教委によると、電話の主は、こんなせりふで電話口の子どもらの注意を引き、緊急性を要すると信じ込ませるとともに、母親の承諾や近所の子の具体的な名前などを告げて信用させようとするなどの特徴があるという。
 
 名乗る立場は、荷物を届けるという宅配業者、連絡網を作り直すというPTA役員など様々。実害は報告されていないが、口車に乗せられ、番号を教えてしまった例も数件あるという。
 
 名簿や連絡網の具体的な取り扱いは各学校に任されているが、前後の電話番号しか表示しない連絡網をつくったり、希望者は連絡網から外したり、どこも個人情報保護に知恵を絞っている。
 
 1年前、市内では女子児童が自宅で殺害される事件が起きただけに、「おうちの人はいる?」といったさりげない問いかけで、子どもが独りで留守番していることが知られること自体、問題だとする市教委は「不審電話には一切対応しないように」と注意を呼びかけている。(10/14)

http://mytown.asahi.com/okayama/news02.asp?kiji=6607