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2005年07月28日(木) 03時07分

<楽天市場>顧客情報10万件流出か 1件3千円で男性購入毎日新聞

 楽天(三木谷浩史社長)が運営するインターネット上の仮想商店街「楽天市場」の顧客情報が流出していたことが分かった。毎日新聞はその一部を入手したが、流出情報は10万件以上に上る可能性がある。氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレスのほか、クレジットカード会社名と16ケタのカード番号まで含まれており、インターネット上で商品を不正購入されるなど、悪用される可能性が高い。楽天側から相談を受けた警視庁も捜査を始めた。
 楽天は既に、顧客情報123件については流出した事実を認めており、23日にインターネット上で顧客に報告した。楽天によると、123件は、すべて東京都足立区の輸入雑貨販売業者の顧客情報で、同社には02年3月に出店以来、約9万4000件の受注があったという。
 毎日新聞は少なくとも約1000件は流出していることを取材で確認したが、この1000件はいずれも、123件と同じ業者と取引した顧客の情報だった。このため、9万4000件すべてが流出した可能性がある。
 流出した個人情報を所持していた男性は「楽天関連会社の元社員から購入を持ちかけられ、1件3000円で購入した。流出したのは足立区の業者のだけではないはずで、10万件では済まないと思う」などと証言している。
 「楽天市場」には25日現在、約1万2900店の登録があり、インターネットを通じて購入ができる。楽天はネット上の場所を提供し、出店料を得ている。顧客情報は、楽天のほか、比較的大きな登録店舗も持っているという。
 楽天は警視庁に報告するとともに、カード会社に不正利用の有無についての監視を要請。利用者全員には注意を促すメールを送っている。
 ▽楽天広報の話 流出が確認されたのは123件で、現時点で不正取引も確認されていない。流出が内部からか店舗からかは分からない。捜査中なので詳しいことはコメントできない。
(毎日新聞) - 7月28日3時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050728-00000025-mai-soci