2005年06月15日(水) 00時00分

８８歳女性、１３００万円支払う 悪質リフォーム　屋根裏など次々契約 （東京新聞）

　お年寄りを狙った悪質な訪問リフォームが相次いでいる問題で、横浜市内に住む八十八歳の女性がリフォーム業者に総額二千七百万円の契約を次々と結ばされ、うち千三百万円を支払っていたことが十四日分かった。

　相談が寄せられた横浜市消費者協会によると、昨年十二月、業者が「アンテナが曲がっている」と女性宅を訪問。屋根裏の無料点検を申し出て点検した結果、防カビ剤の対応をした方がいいと指摘され契約したことをきっかけに、床下の補強工事、風呂や洗面所のリフォームなどで総額二千七百万円の契約を結んだ。

　女性は五百万円、八百万円と支払った後で同協会に相談。同協会が間に入り業者と交渉した結果、業者側が非を認め、残金の支払いを無効とし、支払った千三百万円も女性に返還することで今月合意したという。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20050615/lcl_____kgw_____002.shtml