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2005年06月01日(水) 00時00分

街頭募金を追う:消えた募金集団 実質代表、一括管理か−−自宅に“帳簿”金額記入毎日新聞

 任意団体「NPO緊急支援グループ」が虚偽広告を掲載して、街頭募金のアルバイトを集めた事件で、グループの実質代表者、横井清一容疑者(34)=職業安定法違反容疑で逮捕=は募金活動の終了後、集まった「善意の金」を、大阪市阿倍野区の自宅に運び込み、金額などをノートに記入していたことが1日分かった。大阪府警捜査2課は家宅捜索などでノートなど関連書類を入手。横井容疑者が募金を一括管理し、使途にも深く関与しているとみて、ノート類などの分析を進めている。

 関係者によると、求人広告で募ったアルバイトが街頭募金に従事し、多い時で1日最高約70人が、1人当たり5万〜1万円を集めていたという。募金は活動があった日の夜、横井容疑者宅に運び込まれ、ノートには活動日やアルバイトが集めた金額などが記入されていた。バイトの1人は毎日新聞の取材に「横井さんは小銭には関心なかった。小銭はまとめて部屋の衣装ケースに入れていた」と証言する。

 グループでは、同代表の仲地暁容疑者(60)=同=名義で昨年10月〜今年1月、大阪市内などでの道路使用許可を得ていることから、この時期を中心に街頭募金活動が行われたとみられ、収益は総額で数千万円になるとされる。横井容疑者は毎日新聞の逮捕前の取材に、募金の収益について「仲地容疑者が集計しているので、私自身把握できていない」などと話していたが、仲地容疑者は調べに対し「横井容疑者が管理していて、私は知らない」と供述している。

 また、府警は1日、2容疑者を同法違反容疑で大阪地検に送検した。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20050601ddf041040009000c.html