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2005年01月01日(土) 03時07分

架空出会い系サイトで10億円詐取、被害1万人読売新聞

 暴力団員や暴走族、ゲームソフトの元プログラマーらのグループが、架空の出会い系サイトを100以上相次いで開設し、年会費名目で登録者から現金をだまし取るなどしていたことが、神奈川県警生活経済課などの調べでわかった。

 グループには約100人が関与。被害者は約1万人、被害総額は約10億円に上るとみられている。

 県警は、出会い系サイトの利用料を巡る詐欺事件としては全国でも最大規模とみて、中心メンバー約20人の一斉摘発に乗り出す方針を固めた。

 調べによると、このグループは、出会い系サイト運営業者として「日本グローバルシステム」の名称で、横浜市瀬谷区に事務所を開設し、アルバイトなどの男に若い女性を装って大手検索サイトの友人や恋人探しの掲示板に自己紹介文を書き込ませ、男性を勧誘。アクセスし、さらに女性の写真を見たい人やメールアドレスを知りたいという人には、出会い系サイトへの登録が必要だとして架空のサイトに誘い込み、登録者から年会費として1人あたり約5万円をだまし取った疑いが持たれている。

 掲示板に書き込まれた架空の女性は約600人に上り、情報交換サイトで「女性と連絡がつかない。サクラではないか」と指摘され、架空サイトであることがばれそうになると、アドレスやサイト名を次々と変えていたとみられる。

 また、登録者に電話をかけるなどして別の有料サイトの情報料が未納とうその請求をして約3億円をだまし取ったり、交通事故の示談金名目で振り込め詐欺をしたりしていた疑いもある。

 現金の振込先の銀行口座は、神奈川県鎌倉市の暴走族メンバーに開設させ、口座からの現金引き出しも、暴走族メンバーにやらせていた。
(読売新聞) - 1月1日3時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050101-00000201-yom-soci