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2004年09月07日(火) 00時00分

おれおれ詐欺 113件、総額1億7000万円−−今年上半期・県警まとめ /岐阜毎日新聞

 ◇被害増加、手口も巧妙に

 被害が絶えないおれおれ詐欺について、県警や金融機関が対策を講じているにもかかわらず、今年7月末までの発生件数が113件と昨年1年間の発生件数(148件)に迫り、被害額も既に昨年の総額(約1億2200万円)を超えて約1億7000万円に達していることが、県警のまとめで分かった。県警は被害の増加について、複数犯で犯行に及ぶなど手口が巧妙化しているといい、「多額の現金を振り込む場合は必ず確認をするように」と呼びかけている。

 県警によると、県内では昨年5月ごろからおれおれ詐欺の被害が増え始めたという。生活安全総務課によると、昨年1〜5月の認知件数は、多い月でも3件だったが、同年6月に29件と急増。その後、月に6〜35件と増え始めたという。今年に入ってからも、1、2月はそれぞれ8件だったが、3月以降は2けた台で推移している。

 県警は、被害の拡大を未然に防ごうと金融機関に協力を呼びかけ、特にお年寄りが多額の現金を振り込む場合に、振り込み相手にもう一度確認するよう提案するなど、対策を講じている。しかし、最近では「借金でブラックリストに載ってしまったので助けてほしい」と家族を装い連絡。仲間が金融会社の社員を装い、現金を振り込ませるなど手口が巧妙化しており、まったく気づかずに被害に遭うケースもあるという。

 県警では、こうしたおれおれ詐欺や、市民の安全に関する相談を受け付ける専従の警察官を県内6署に配置しているほか、警察OBの安全相談員を本部や県内9署に配置しており、「不審な点や困ったことがあれば相談を」と呼びかけている。

 電話での相談は、全国共通の#9110か、生活安全相談室(電話058・272・9110)へ。【米川直己】

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gifu/news/20040907ddlk21040042000c.html