悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年07月09日(金) 22時11分

<三菱ふそう>欠陥部品を虚偽発表 社内で情報隠し毎日新聞

 三菱ふそうトラック・バスの欠陥問題で、同社はリコール(回収・無償修理)を届け出た大型車の欠陥部品「クラッチハウジング」の交換・回収した6個に亀裂があったと8日に発表したが、そのうち2個は部品全体が破損し走行不能となる事故を起こしていたことが新たに分かった。同社が9日に再び記者会見を開き、この事実を認めた。社内で情報隠しがあり、虚偽の事実を発表したという。国土交通省は同社に対して報告を求めるとともに、同部品を装着した危険車両(リコール対象は計7万4500台)について事実上の運行停止措置を取るよう、異例の行政指導に乗り出した。

 事故は、今年6月2日、東京都内の首都高速道路・駒形インター付近を走行中だった大型ダンプカーでクラッチハウジング(直径約50センチ)の円筒壁面が輪切り状に破損したうえプロペラシャフトが脱落、燃料タンクなども壊れ走行不能になった。ブレーキは壊れなかったため暴走は免れたという。同9日には静岡県内の作業現場でトラックが稼働中、運転手が異音を感じ販売会社に連絡。やはりハウジング全体が割れていたという。

 同社はこの事故2件のハウジングをひそかに回収。今月8日の塩沢秀幸・執行役員品質・技術本部長らの記者会見では、「9314台を点検し、ハウジング6個に長さ3〜11センチの亀裂が見つかった。破損事故はない」とうその発表をしていた。

 塩沢本部長らによると、8日夜に帰社後、生産本部で回収品の分析を担当する部長級社員に数字などを確認したところ、「実は資料を作る際、事故を亀裂にした。公表したくないと判断した」と説明。このため川崎工場などで現物や写真を調べたうえ9日未明、国交省に改めて報告した。現物のうち、駒形インターの事故のものなど3個は見当たらず、ひそかに処分した可能性もあるという。

 塩沢本部長は9日の会見で「不正な対応だった。心よりおわびする」と謝罪し、担当社員を同業務から外すとともに「調査したうえ関係者を処分する」と述べた。【武田良敬】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040710-00000081-mai-soci