2004年06月18日(金) 00時00分

米生産履歴ＨＰ公開　直売センター　北上（朝日新聞・）

　　直売センター北上協同組合（昆野将元理事長）は、農産物の生産履歴を閲覧できるトレーサビリティーシステムを導入した。買い物客が、その農産物がどのように作られ店頭に並んだのかを調べることができる仕組みだ。

　　生産履歴は、組合のホームページから閲覧でき、現在のところ同組合で扱うコメ１０品種について調べることができる。値札にコード番号が記載されていて、閲覧画面でその番号を打ち込めば、履歴を調べられる。店内にもパソコンがあるので、買う前に調べることも可能だ。

　　閲覧画面には生産者の顔写真と名前、住所、品種、使った堆肥の種類などが記載されている。買い物に来た男性（６７）は「どこで作ったのか、気になるときがあるのでうれしい。地元で作っているものがほしい時にも役立ちますね」と話していた。

　　導入にあたっては、県農林水産部の「ＩＴ活用型アグリビジネス支援モデル事業」を活用、導入費の半額にあたる約１３６万円の補助を受けた。

　　昆野理事長は「今後もコメだけでなく、野菜や果物についても閲覧できるようにしたい。農家には積極的に参加を呼びかけたい」と話している。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news02.asp?kiji=5743