2004年05月07日(金) 20時39分

＜大阪＞別ルートでも牛肉偽装　浅田元会長ら再逮捕（朝日放送）

牛肉偽装事件で起訴された浅田容疑者らが、別のルートでも不正に助成金を得ていたとして、７日再逮捕されました。

今回、新たに浮上した容疑は、これまでとは別の業界団体が買い上げた牛肉にも対象外の輸入肉などが大量に含まれていて、補助金およそ４億２０００万円を不正に受け取ったとするものです。これまで発覚した偽装分に今回の容疑を加えると、その量はなんとおよそ３３００トン。これは、雪印食品と日本ハムグループの合計のおよそ３倍にも上る量となります。なぜこのような大規模な偽装が行なわれたのでしょうか？

「食肉業界のドン」といわれた浅田容疑者は、政界にも幅広い人脈をもち、大きな影響力をもっていたといいます。浅田容疑者を良く知る人物は彼について「目が覚めてお金、寝るまでお金もうけを考えている人間」と話します。「企業として十分収益を上げているのに、なぜ牛肉偽装をしたのか？」という質問に対しては「やはりお金に執着があるからだと（思う）」、「１円でも多く？」との質問には「もちろん」と話しています。

また、食肉業者を浅田容疑者に紹介するなど、こうした偽装の影には農水省の影も見え隠れして、闇の深さをうかがい知ることができます。

府警は、１０人を再逮捕、６人を新たを逮捕して史上最大となる牛肉偽装事件の全容解明に全力をあげています。（朝日放送）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040507-00000022-abc-l27