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2004年03月18日(木) 03時10分

<医療ミス>青戸病院、埼玉医大の4医師を医業停止処分毎日新聞

 厚生労働相の諮問機関「医道審議会」は17日、02年に東京慈恵会医科大付属青戸病院(東京都葛飾区)で起きた腹腔(ふっくう)鏡手術ミスと、00年に埼玉医大総合医療センター(埼玉県川越市)で起きた抗がん剤過剰投与事件にかかわった計4医師を3年6カ月から3カ月の医業停止処分にするよう、坂口力厚労相に答申した。18日午前に正式決定する。青戸病院事件にかかわった医師3人のうち2人は刑事裁判中で、残る1人も起訴されておらず、厚労省が医療過誤で刑の確定前に行政処分に踏み切るのは初めて。

 答申は青戸病院事件にかかわった3医師のうち、手術に立ち会い、業務上過失致死罪で公判中の斑目旬(まだらめじゅん)被告(38)と、長谷川太郎被告(34)の2人をいずれも医業停止2年とした。困難な手術方法を経験が少ないのにあえて選択したことが医師法が処分対象にする「医事に関する不正」に該当すると判断した。また、手術を了承した上司の元診療部長(53)を同3カ月としたが、手術に立ち会わず、監督責任だけで処分されるのは初めてという。

 さらに、埼玉医大総合医療センターで抗がん剤を過剰投与し、女子高校生を死亡させ、業務上過失致死罪で禁固2年、執行猶予3年の刑が確定した元主治医(34)を同3年6カ月とした。抗がん剤の添付文書を読まず、週1回の投与を連日投与するなどの行為を極めて不適切と判断した。

 同省によると、これまで医療過誤事件を起こして業務上過失致死や同傷害罪で起訴された医師の行政処分は医業停止1年6カ月が最高だった。【江刺正嘉】

 東京慈恵会医科大付属青戸病院を経営する学校法人・慈恵大学の栗原敏理事長の話 3人の医師が厳しく処断されたことは同時に、当大学が処断されたものと厳粛に受け止めている。二度とこのような問題を起こさないよう本学をあげて努力する。

 埼玉医大総合医療センターで抗がん剤を過剰投与され、長女の友理さん(当時16歳)を失った古館文章さんの話 あれだけむごいことをした医師の免許をはく奪せず、しばらく休めば再び医療行為を行ってもよいと厚労省が認めるのだから、異常な状態だ。ここまで医師を優遇する同省の姿勢は納得できない。人の命をないがしろにしている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040318-00000127-mai-soci