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2003年12月30日(火) 21時43分

吉野家が牛丼販売中止の可能性、新メニューも発表読売新聞

 アメリカでBSE(牛海綿状脳症=狂牛病)感染牛が発見され、米国産牛肉の輸入が一時停止されていることを受け、牛丼チェーン最大手の吉野家ディー・アンド・シーの安部修仁社長は30日、記者会見し、輸入停止が長期化した場合、2月10日以降、牛丼の販売を中止する可能性があることを明らかにした。

 また、深夜時間帯に閉店する店舗の大幅な拡大や、カレー丼など牛肉を使わない新メニューの導入などの対応策を正式に発表した。

 吉野家が使う牛肉は99%が米国産だ。これまで通りのペースで販売すると、在庫が1月25日までもたない計算だという。このため、牛肉を使わないメニューを追加するとともに、営業時間を短縮することで、輸入停止が解除されるまで、米国産牛肉の在庫でつなぐ考えだ。

 具体的には、全国約980店のうち、年末年始(30日—1月5日)に休業する店舗を当初の11店から123店に増やすほか、深夜(午後10時—午前10時)閉店の店舗を現在の14店から174店に拡大する。

 1月12日から順次、カレー丼のほか、いくら鮭(さけ)丼、焼鶏丼などの新メニューも導入する。新規出店も凍結し、牛丼などの「特盛」を1月1日から販売中止する。

 吉野家は、米国でBSE感染牛が見つかった直後、国産やオーストラリア産牛肉への代替も検討したが、十分な品質の牛肉を、必要量確保できる見込みが立たなかったとしている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031230-00000112-yom-bus_all