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2003年12月30日(火) 20時33分

住基ネットのカード交付が低調 京都市 3カ月で約1300件京都新聞

 京都市に寄せられた住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)のカード交付申請数が、2003年8月の受け付け開始から3カ月間で約1300件しかなかったことが、30日までに分かった。府内でも申請数は伸び悩んでおり、市民の住基カードに対する関心の低さに関係者は頭を抱えている。
 住基ネットは、国民に11けたの番号を付け、氏名や住所などを管理するシステム。8月25日からの2次稼働では、個人用カードの発行に伴い、転出入時の手続き簡素化と住民票写しの広域交付を始めた。一方、住基ネットは国による個人情報管理だとし、導入に反対する市民もいる。
 11月25日までに市に寄せられたカード発行申請数は1324件で、総務省が示した年間目標(人口の2・5%。京都市では約3万5000人)との比較ではわずか4%にすぎなかった。行政区別で申請が多かったのは、伏見区(250件)、山科区(165件)の順番で、最少は下京区(72件)。
 市は、身分証を持っていない人が多い65歳以上の申請が多いと見込んだが、集計では509件と全申請数の38%しかなかった。また、住民票写しの広域交付は282件、転出入時の手続き簡素化は4件しか利用がなかった。
 京都市を除く、府内のカード発行申請数は1193件で、住民票写しの広域交付は272件、転出入時の手続き簡素化利用数は3件(府地方課、11月25日集計)だった。
 市区政推進課は「今後は電子申請も導入される予定。ターゲットを絞ってカードをアピールしたい」としている。(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031230-00000032-kyt-l26