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2003年12月28日(日) 00時00分

八潮市のオウム施設で修行セミナー 退去求め250人抗議 東京新聞

 八潮市大瀬のオウム真理教(アーレフと改称)施設で二十七日、冬季修行セミナーが始まり、近隣住民ら約二百五十人が信者の退去を求めて抗議行動を行った。教団側は大瀬施設から退去する考えがないことを明らかにした。

 住民はプラカードや横断幕を手に「セミナー反対、オウムは出て行け」などと声を上げながらデモ行進。

 信者約二十五人の出入りが確認されている大瀬施設前でも抗議の声をあげた。

 抗議行動は一九九九年から始まり、今回で九回目。市オウム真理教対策協議会の荻野清晴会長は「数多くの信者が昼夜を問わず施設に出入りしており、市民に多大な不安や恐怖を与えている」とする退去要請書を読み上げ、教団側に手渡した。

 要請書を受け取った男性信者によると、二十七日のセミナーには信者約百人が参加。男性信者は「移転先を探しても、住民とトラブルの繰り返しだ。今いる場所で共存を図ることが教団の方針」と退去しない意向を明らかにした。一方、「周辺住民とは良い関係ではなく手詰まりだ」と話した。

 教団によると、出家信者は約五百人。二十六日には約四十人の信者がいた茨城県三和町の施設を退去している。

 抗議行動には多田重美八潮市長も参加し「今後も、市民と議会、行政が一丸となって取り組んでいく」と呼びかけた。市は信者との間に三件の住民票不受理処分取り消し訴訟を抱えていたが、いずれも敗訴している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20031228/lcl_____stm_____001.shtml