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作曲家小林亜星さんのＣＭソングに似た曲の使用を許諾し続けたとして、小林さんから曲の著作権を譲り受けた音楽出版会社が、日本音楽著作権協会（ＪＡＳＲＡＣ）に２３００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が２６日、東京地裁であった。高部真規子裁判長は「二つの曲の類似性をめぐる争いが表面化した後も、漫然と曲の使用を許諾し続けた過失がある」と認定。１８０万円余の支払いをＪＡＳＲＡＣに命じた。
争いになった曲は、小林さんの「どこまでも行こう」と、服部克久さんの「記念樹」。小林さんが服部さんを相手に訴訟を起こした９８年７月以降、ＪＡＳＲＡＣは著作権を侵害しないようにする義務があったのに、これを怠ったと認定された。
服部さんとの訴訟は３月、最高裁で小林さん側の勝訴が確定している。「記念樹」を使用した「フジテレビ」などに賠償を求めた訴訟でも、東京地裁は今月１９日に請求を認める判決を出した。(12/26 19:58)