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2003年12月26日(金) 16時13分

ジャクソン裁判、米法曹界でネット論争引き起こすロイター

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 12月24日、マイケル・ジャクソン裁判が米法曹界でインターネット利用についての新たな論議を呼んでいる。写真は同裁判で配布資料に手を伸ばす報道関係者。18日撮影(2003年 ロイター/Robert Galbraith)    [ロサンゼルス 24日 ロイター] 少年への性的虐待容疑で逮捕されたポップ歌手、マイケル・ジャクソン被告に関して過熱するメディアへの対策として米カリフォルニア州検察が立ち上げたウェブサイトが、米法曹界のインターネット利用についての新たな論議を呼んでいる。
 法曹関係者の一部は、ジャクソン被告に対する起訴状をウェブ上で詳細に一般公開したのは画期的との見解を表明。一方、法の精神と公判を損ない、見世物じみた雰囲気をかもし出すとの批判も出ている。
 この5年間、インターネットはマイクロソフト社への集団訴訟に見られるように、民事訴訟でしばしば利用されてきた。
 だが、法律家や法律専攻の学者は、検察が特定の刑事事件を扱うウェブサイトを立ち上げるのは異例だとしながらも、大半が時代の大勢との見方を示している。
 法律専門誌の編集者は「民事訴訟ではインターネットはけん引力のある情報源のため法廷戦術は一変し、ネット上の法廷闘争は想像上の産物でなくなった」との見解を示した。
 一方、ネット上で運営されている法律大学院の関係者は「インターネットで法律文書をやり取りするのは法の尊厳を損なう。現在では訴訟は世論という法廷に置かれている」としている。(ロイター)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031226-00000977-reu-ent