2003年12月25日(木) 07時02分

音楽ソフト出荷額、ピーク時の3分の2に（日経新聞）

　ＣＤなど音楽ソフトの2003年の国内出荷額が前年比10％減、約4000億円にとどまる見通しとなった。出荷額は5年連続で減少し、ピークだった1998年の3分の2の規模に落ち込む。ヒット曲不足と、インターネット配信やＤＶＤ（デジタル多用途ディスク）など音楽を聴く手段の多様化により、ＣＤ需要は低迷が続いている。

　日本レコード協会（東京・中央）によると、今年1月から11月までの累計出荷額は前年同期比11.3％減の3586億8700万円。通年でも2年連続の二ケタ減は避けられない見込みだ。低迷の主因はヒット曲不足。今年発売のシングル・アルバムで100万枚以上売れたのはＳＭＡＰ、浜崎あゆみ、女子十二楽坊など計七作品で、昨年の半分以下。100万枚以上が一ケタに終われば、91年以来12年ぶりとなる。(07:02)

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20031225AT1D2407724122003.html