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インターネットの有料サイトの利用料金支払いを求める虚偽の電子メールを送りつけ、代金をだまし取ったとして、大阪府警に詐欺容疑で逮捕された男が、全国の延べ約３０万人に架空請求メールを送っていたことがわかった。ネット上に表示されたメールアドレスを自動的に収集するソフトを利用していたという。
男は住所不定、無職奥山保容疑者（５１）。生活経済課の調べでは、奥山容疑者は９月下旬、「データー管理センター」の名称で、「有料サイトの利用料金が払われておらず、このままではブラックリストに掲載される」との内容の電子メールを計約８万人に送り、岡山市内の男子大学生（２２）ら５人に指定の私書箱に計３０万円を送らせてだまし取った疑い。
奥山容疑者は自分のパソコンに架空請求メールが来たことから犯行を思いついたといい、収集用ソフトをネット上で１万２０００円で購入。主に出会い系サイトにアクセスし、メールアドレスを集めたとされる。
ほかにも「日本情報管理」「帝国データリサーチ」など架空の社名を使って請求を繰り返していたらしい。「１０００人に１人は払うと考え、全国に送信した」と供述しているが、払ったのは２４人だったという。(12/25 23:10)