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2003年12月25日(木) 00時00分

異議申し立てから5年半『行政の対応にうんざり』 県市民オンブズマン連絡会議 東京新聞

 県に開示請求した公文書が「不存在」などとされたことに異議申し立てをしてから五年半後の今月十七日、県情報公開審査会が、県の対応を批判する答申をまとめた。

 請求と申し立てをした「県市民オンブズマン連絡会議」の村越啓雄幹事らは二十四日、県庁で会見し、答申の内容は評価しながらも「行政側の対応の悪さにあらためてうんざりした」と訴えた。

 同連絡会議は一九九八年二月、八千代市と佐倉市の一般破棄物処分場についての文書の開示を請求した。

 これに対し、県は同三月、周辺の環境評価などの計画書は既に廃棄(不存在)しているとし、一部公開の決定をして同連絡会議に通知。同連絡会議はこの決定を不服として、同六月に異議申し立てをした。

 異議申し立てがあった場合、県は同審査会に諮問して判断を求めることになっているが、実際に諮問したのは二〇〇二年十二月。さらに、同審査会も今月十七日の答申までに丸一年がかかったことになる。

 答申は「県は廃棄済みを理由に(同様の内容が記載された)ほかの文書についての検討を怠った」と、県にほかの文書の開示を求めるなどの内容になった。

 県は現在、情報公開の改善や迅速化のため、条例や運用指針などの見直しを進めているが、今回の問題については「異議申し立て件数が多く処理に時間がかかっている。答申の内容をよく精査し、対応を検討したい」としている。 (山田 晴子)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20031225/lcl_____cba_____003.shtml