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2003年12月24日(水) 19時44分

<大阪>アメリカ産牛肉BSE感染 関西での対応は朝日放送

アメリカで、BSEいわゆる狂牛病に感染した疑いのある牛が初めて見つかり、日本政府はきょうからアメリカ産の牛肉の輸入を禁止しました。

今回のニュースを聞いた人たちは「今までアメリカは安全ということを聞いていたので、ちょっと『えっ』っていう感じです」「アメリカのことなので、まだ何頭もいるんとちゃうかな」「当分食べるのを控えようと思います。恐い・・・」などと話していました。

農畜産業推進機構がまとめた昨年度の国内の牛肉消費量では、およそ6割が輸入牛肉になっています。このうちアメリカから輸入される牛肉が全体のおよそ4分の1を占めています。これまで、ヨーロッパ中心だったBSE問題なんですが、今回は日本にとっての一大輸入先・アメリカで起こった問題だけに、国内でも深刻に受け止められています。アメリカでBSEの疑いがある牛が見つかったことを受け、日本政府は、きょうからアメリカ産牛肉とその加工品の輸入を禁止しました。

これを受けて関西空港では、牛肉の持込禁止を知らせるポスターが張り出され、ビーフジャーキーなどの加工品も持ち込めなくなりました。また、ジャスコなどのスーパーマーケットを展開するイオングループは、アメリカ産の牛肉の販売を一時見合わせ、店頭から撤去することを決めました。一方、ダイエーでは、取り扱っているアメリカ産の牛肉は安全であることが確認されているので販売を続けるとしています。百貨店の担当者は「安全性が確認されるまで念のため撤去した。」「安全確認や解決がいつになるかわからないので、状況を見極めて対応したい。」と話しています。

また、ほとんどの牛肉をアメリカから輸入している牛丼チェーン、吉野家ディー・アンド・シーでは、当面は現在所有している在庫で対応するとしていて、店内ポスターなどで安全性をアピールしていく方針です。

農林水産省の近畿農政局によりますと、アメリカ産の牛肉のほとんどは加工品や外食産業での材料として流通しているということで、今後、輸入停止が長引いて絶対量が不足すれば、国産牛など牛肉全体の価格が上昇する可能性もあるということです。(朝日放送)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031224-00000008-abc-l27