2003年12月24日(水) 20時38分

個人情報保護条例で意見募る　京都府　電子メールなどで受け付け（京都新聞）

山田知事（右）に提言を手渡す錦織審議会会長（京都市上京区・府庁） 　 　京都府は、２５日から来年１月２４日まで府個人情報保護条例改正案（概要）について、府民の意見（パブリックコメント）を募る。郵送、ファクス、電子メールで受け付ける。条例改正案は、府のホームページで閲覧できるほか、地方振興局や府税事務所などで配布する。
　現行条例は１９９６年に制定されたが、コンピューターやインターネットの普及など個人情報の取り扱い方が変化し、今年５月には個人情報保護法が成立。府個人情報保護審議会（会長・錦織成史京都大教授）が条例改正の内容を検討し、２４日、山田啓二知事に提言した。
　提言に基づく条例改正案では、府職員や府の業務委託を受けた業者の従業員が職権を乱用して情報を収集したり、外部に漏らした場合、最高で懲役２年、罰金１００万円の罰則を科す。また、府機関に自分の個人情報が不適正に扱われた場合、情報の利用差し止めを求める「利用停止請求権」を創設する。
　府は２月定例府議会での改正案提出を目指しており、可決されれば個人情報保護条例としては、全国で初めて刑事罰を含むことになる。
　意見の送付先は〒６０２−８５７０（住所不要）府総務調整課情報公開係ファクス０７５（４１４）４２４５。電子メールはsomucho@mail.pref.kyoto.jp（京都新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031224-00000076-kyt-l26