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2003年12月24日(水) 07時03分

福島の歩道トンネル 監視カメラで1年犯罪発生ゼロ河北新報

 福島市の国道13号信夫山歩道トンネルに昨年12月、監視カメラが設置されて以降、ひったくりなどの街頭犯罪が1件も起きていないことが、福島署のまとめで分かった。カメラを設置した福島河川国道事務所は「犯罪抑止に一定の効果があった」と話している。

 カメラは昨年12月11日、歩道トンネル上下線(各約700メートル)の計4カ所の出入り口に1台ずつ設置した。さらに、非常警報装置を増設、トンネル内の照明灯を追加するなどの改良工事を行った。
 同トンネル内では、恐喝や強制わいせつ事件などが2001年に2件、02年に3件発生したため、監視カメラ設置が決まった。その後1年を経過、22日現在、犯罪は全く発生していない。

 設置後に同事務所が利用者106人を対象に実施したアンケートでは、66.7%の人が「不安は減った」と回答。58.1%の人が防犯対策を講じていることを知っており、そのうちの58.7%が「監視カメラの設置は犯罪抑止に有効」と答えた。

 カメラ設置効果で、歩行者と自転車を合わせた利用者数は、1999年の1日当たり3189人から、03年は同3872人へと21.4%増えた。
 地下歩道が生徒の通学路になっている福島四中の大橋勝弥校長は「監視カメラに加え、照明が明るくなったことも効果があったと思う。生徒の清掃活動で今後も美観を保ち、犯罪抑止の環境作りに努めたい」と話している。
(河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031224-00000004-khk-toh