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2003年12月24日(水) 11時25分

BSEが米クリスマスイブを直撃、年末消費に打撃懸念読売新聞

 【ワシントン=広瀬英治】アメリカで23日に初めてBSEに感染したとみられる牛が見つかったことで、クリスマス商戦を迎えた外食産業など、米経済にも打撃を与える懸念が出ている。

 アン・ベネマン米農務長官は、記者会見であえて「私はクリスマスの夕食に牛肉を用意するつもりだ」と述べ、市中に出回る肉の安全性を強調した。外食産業大手のマクドナルドも、農務省の発表後ただちに、「当社の牛肉供給源は、BSE感染が疑われる肉の卸業者とは一切関係ない」とのコメントを出すなど、関係者は消費者に安全面で問題ないことを強調している。

 ただ、米国産牛肉はこれまでBSEとは無縁と信じられてきただけに、消費者の出方は未知数だ。アメリカの個人消費は、年末商戦が始まった11月末から12月始めは好調だったものの、最近は息切れも指摘されている。

 さらに、21日にテロ攻撃の警戒レベルが引き上げられ、クリスマスシーズンの行楽などへの悪影響を心配する見方も出ていた。今回の発表が、アメリカの個人消費に冷え込みをもたらせば、せっかく回復傾向を強めている米経済に冷や水をかけることにもなりかねない。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031224-00000203-yom-bus_all