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2003年12月24日(水) 21時01分

多重債務に気をつけて 学校の先生たちが“勉強”−−熊本市でセミナー /熊本毎日新聞

 多重債務の問題について教職員にも認識を深めてもらおうという教職員セミナー「多重債務多発県“熊本”を考える」が22日、熊本市内で開かれ、約60人が参加した。
 多重債務に陥らないため、金銭感覚を学ぶ消費者教育などを行う学校が全国的に増えている。一方、ヤミ金融業者からの嫌がらせ電話が、債務者の子供が通う学校にも多発しており、教職員の取り組みに役立てる狙いで県などが主催した。
 セミナーでは民事調停委員の船津桂江さんが講演。「多重債務の問題を教育で解決するのは難しい。直接、知識に働き掛ける学習が必要」と説明。「小学校高学年では、お金の賢い使い方を模擬店を通して学ぶなど、基礎を養う授業を。中学校ではローンなどの金利についても教えてほしい」と語った。
 分科会では、ヤミ金融の実態についても報告された。保証人を引き受けたため多重債務に陥り、ヤミ金融に手を出して子供の通う学校に脅迫電話が相次いだという設定で、若手司法書士らが寸劇を披露。「業者は犯罪者集団で、債務者は被害者。債務者が被害を乗り越えるためにも、学校の協力が必要」と訴えた。【石川淳一】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031224-00000003-mai-l43