2003年12月22日(月) 14時54分
「誤報」と認め賠償命令 東京地裁(共同通信)
インド独立運動の指導者マハトマ・ガンジーの研究者ニーラカンタ・ラダクリシュナンさんが「虚偽の雑誌記事で名誉を傷つけられた」として、ジャーナリスト乙骨正夫さんらに3000万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁の片山良広裁判長は22日、50万円の支払いを命じた。
判決によると、乙骨さんが発行人を務める隔週刊誌「FORUM21」は昨年8月1日号に掲載した記事でラダクリシュナンさんを「問題人物」「インド人の恥」などとする人物評を紹介した。
片山裁判長は判決で「別人物と取り違えた全くの誤報で弁明の余地はない」と名誉棄損を認めたが、発行部数が少ないことなどを挙げ「社会的評価が著しく低下したとはいえない」と判断した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031222-00000133-kyodo-soci