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タイガー魔法瓶（大阪府門真市）が持つ「ＴＩＧＥＲＳ」の商標登録の無効をめぐって、同社とプロ野球の阪神球団（兵庫県西宮市）が争っていた訴訟の和解が２２日、東京高裁で成立した。「双方の中核的商品について、消費者が混同・誤認しないよう字体などの配慮をする」という内容。金銭の支払いは一切なく、「Ｔｉｇｅｒｓ」は阪神球団が、「ＴＩＧＥＲ」はタイガー魔法瓶が使うという基本原則も確認した。
阪神球団が、タイガー魔法瓶の商標「ＴＩＧＥＲＳ」の登録無効を求めたところ、特許庁が認める審決を出したため、魔法瓶側がこの審決の取り消しを求めて７月に提訴していた。
タイガー魔法瓶は「お互いの事業領域を尊重し合った結果だ」とコメントし、阪神球団は「訴訟の目的を超えて、友好的、根本的に解決できた」と話している。(12/22 22:14)