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2003年12月20日(土) 19時11分

県議海外視察問題 辞職勧告案を否決−−自民の「自戒反省決議案」採択 /埼玉毎日新聞

 県議6人がタイ・バンコクの海外視察で現地女性の接待を受けるクラブを訪れていた問題で、県議会最終日の19日、議会会派「地方主権の会」は6県議の「議員辞職勧告決議案」を提出した。しかし、審議の結果、単独過半数を占める自民の反対で同案は否決された。自民は対案として「(6人に)自戒反省を求める決議案」を提出し、自民などの賛成多数で採択された。民主などは今後も真相究明を求める構えで、くすぶりを残したまま、海外視察問題に揺れた議会は閉幕した。
 視察団の6人は、斎藤正明、細田徳治、成塚常吉、佐久間実、蓮見昭一、田島敏包の各氏。
 辞職勧告決議案を提案した地方主権の会の長沼明氏は本会議で「テレビ放送の内容は買春を想起させ、県議会の権威を失墜させた。議会の政治倫理規定では、著しく社会的非難を受ける行為があった場合、当該議員の辞職を勧告できる」などと提案理由を訴えた。自民以外の地方主権の会、公明、民主、共産の全会派が賛成した。
 一方、「自戒反省を求める決議案」を提出した自民の秋山清氏は「6人は、不用意な行動で県民の多数の抗議を受け、各方面に多大な迷惑をかけた。議会として自浄能力を示すために自戒反省を求めることが最良」と提案理由を説明した。
 視察団長の斎藤氏は採決後、本会議場で「決議の趣旨を重く受け止め信頼回復に努力する」と述べた。
 本会議の休憩時間には、議会運営委員会が断続的に開かれ、民主と共産からは百条委の設置を求める意見も出た。だが、自民などは「議員の私的行動は百条委になじまない」と反発し、本会議には諮られなかった。【三橋裕二、堀文彦】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031220-00000001-mai-l11