2003年12月19日(金) 00時00分

都民の９割『不安』 犯罪被害 （東京新聞）

　都の緊急課題となっている治安問題について、都民の約九割が「犯罪被害に遭うかもしれない」という不安を抱えていることが十八日、都のアンケートで分かった。都内で犯罪が多発する中、都民の危機感の強さが浮き彫りとなった。

　アンケートは、都民ら五百人を対象に実施。「犯罪被害に遭うかもしれないという不安や心配を感じているか」との質問に対し、３０・９％が「非常に感じている」、５８・６％が「少し感じている」と回答した。

　「不安を感じる理由」については、約３４％が「知り合いなどが被害に遭った」、約２３％が「近所で不審者を見かける」と答えており、犯罪の存在を身近に感じる機会が増えている様子をうかがわせている。

　このほか、治安回復のための提言として、「住民同士が無関心になることを防ぐ」「街路灯を増やして暗い場所をなくす」などさまざまな声が寄せられた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20031219/lcl_____tko_____001.shtml