2003年12月19日(金) 21時59分

「拒否は当然」を「訂正」　ホテル側、ＨＰで新見解（共同通信）

　熊本県南小国町のホテルによるハンセン病元患者の宿泊拒否問題で、ホテルの経営管理会社アイスター（東京）は１９日、「宿泊拒否は私どもの認識不足により引き起こされた結果で、宿泊拒否に至った判断は間違いであったことを、ここに訂正し謝罪する」との江口忠雄社長名の新たな見解をホームページに載せた。
　同社広報室は「『宿泊拒否はホテル業として当然の判断』とのこれまでの主張を撤回したものだ」と説明。ただし、見解は「宿泊予定者が元患者と伝えなかった県の責任」との従来の主張の一部には言及していない。
　県健康づくり推進課は「一読しただけでは、真意がよく読めない」と突然の見解修正に困惑気味。国立ハンセン病療養所菊池恵楓園（同県合志町）の太田明自治会長は「問題の解決に向け努力している様子は分かった。直接面会して説明を聞きたい」と一定の理解を示した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031219-00000302-kyodo-soci