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2003年12月19日(金) 00時00分

無許可で温泉使用15件 成分未掲示や誤記28件 県内調査 東京新聞

 吉良温泉が源泉枯渇にもかかわらず天然温泉と偽っていた問題を受け、県は18日、県内の源泉114カ所と278施設に対する一斉調査の結果を発表した。温泉法に基づく利用許可を得ずに温泉を使用していた事例が15件、温泉成分などの掲示がなかったり誤記されていた事例が28件あった。「いずれも意図的な無許可利用とか虚偽掲示はなく、軽微な違反事案」(県自然環境課)といい、県では温泉法の周知を徹底する。 (平田浩二)

 源泉114カ所のうち使われていないのが33カ所。このうち枯渇などの理由により利用されていない3カ所については廃止を指導。残り30カ所は今後の利用計画書の提出を求めた。

 15施設あった無許可での温泉利用では、浴槽ごとに許可取得の必要があるのに、浴槽を増やした際に申請しなかったケースなどがあった。

 温泉の成分掲示では、掲示していなかった所が13カ所、掲示内容と届け出と異なっているものが15件あった。温泉を利用している旅館など214事業所について宣伝用パンフレットの内容を確認したところ、泉質や温度、分析年月日の誤っているところが26事業所あった。

 また、278施設のうち95施設が県内のほか岐阜、三重、長野県の源泉からタンクローリーで温泉を運搬して利用。

 運搬頻度は月に1回が28カ所、1週間に1度が11カ所、毎日が2カ所、不定期が54カ所だった。

 県自然環境課は「湯の交換が適正にできているか若干心配があり、事業者には十分に注意してもらうよう指導していく」としている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20031219/lcl_____ach_____003.shtml