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2003年12月18日(木) 00時00分

転作米装い東北米 出荷未遂朝日新聞・

■「減反量足りぬ」JA竜ケ崎市に警察警告
 JA竜ケ崎市(高野十吾組合長)が、農家を指導して東北地方から普通米を買い入れ、加工用米として詰め替えて出荷しようとしていたことが17日わかった。米の減反調整に伴い、農家の転作を100%達成させるためだが、市から転作奨励金が支払われるため、竜ケ崎署は詐欺行為に当たるとして警告。同農協や市も同日、出荷中止を決めた。

 関係者によると、加工用米は減反転作作物として認められている。減反割当面積を達成した農家には、市から30キロ1袋当たり2200円の助成金が出る。このため03年度は減反面積に見合う2万3千袋を出荷目標として食品会社などと出荷契約を結んでいた。

 しかし、今年は全国的な米不作で値段が高騰。農家によっては加工米も買値の高い普通米として出荷してしまった。

 このままでは契約農家230人のうち、20人の減反率が達成できなくなり、農協は青森、福島両県から普通米1俵約1万5千円で計3500袋購入、地元農家の袋に詰め替えて出荷しようとしていた。

 JA竜ケ崎市に駐在するJA全農いばらきの中村秋好考査役は「転作を100%達成させたかったのと、加工用米を契約通り確保できないと違約金を取られるので何とかしたかった。反省している」と話した。

(12/18)

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=6774