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2003年12月16日(火) 00時00分

和大生がインターネットラジオ局開局ぶらくり丁の商店街でアンケートをとる和歌山大の学生たち=和歌山市元寺町1丁目で朝日新聞・

 和歌山大の学生有志が18日から、インターネットラジオ「With」を開局する。学生たちが取材者、編成者、パーソナリティーを務める手作りの番組。ぶらくり丁などの中心市街地を紹介しながら、学内のサークルや留学生も取り上げる。毎週、40分程度の番組を一つ加えていく。ホームページ(http://www.uwu.jp/)から番組を聴くことができる。

 「自分たちで見てきた街の魅力と学内の情報を伝え、和歌山の街を元気にしたい」。こんな思いから、経済学部の足立基浩助教授(都市経済学)のゼミ生14人が、取材係、渉外係、ホームページ作製係に分かれて行動。新聞部や大学祭実行委員の学生にも参加を呼びかけている。地元のベンチャー企業が技術協力するほか、大学も100万円を補助して後押ししている。

 ゼミ生は7日、ぶらくり丁の商店街で約100人にアンケート。お勧めの服屋、雑貨屋、デザートの店、ラーメン屋を尋ね、百貨店の旧丸正ビルにどんな店が入ってほしいかも聞いた。アンケート結果をもとに店を訪れ、店員に売れ筋商品を教えてもらうなど、ラジオ番組につなげていく。

 学生たちは、デジタルカメラと録音機を手にインタビューに回る。初めての番組には、ぶらくり丁の商店主、和歌山大のタイ人留学生、学内のダンスサークルに取材した内容を紹介する。

 取材係のリーダーで経済学部3回生の有村慶太さん(20)は「ラーメン屋回り、学内のおもしろい研究の紹介、丸正再開への期待……。街や大学に関心をもってもらえるよう、色々な仕掛けをつくります」。今回の企画の代表で、同学部3回生の永井択さん(22)は「和歌山の街と学生ら若者をつなげるような番組にしたい」と話している。

 足立助教授は「デスク」として学生が書いた原稿を校正する役で、「学生たちが商店街へ提言するいい機会。街にとっても、若い人の考えを吸収できるチャンス。相乗効果が生まれ、街が元気になるきっかけになってほしい」と期待している。

 ラジオ放送は3月までで、その後は成果をみて考えるという。

(12/16)

http://mytown.asahi.com/wakayama/news01.asp?kiji=1676