2003年12月16日(火) 13時43分

武富士の武井前会長釈放　病気治療で１週間（共同通信）

　武富士の盗聴事件で東京地検は１６日、電気通信事業法違反の罪で起訴した前会長武井保雄被告（７３）を釈放した。
　都内の病院で肝臓の病気を手術し治療するためで、武井被告の弁護側が１５日、治療を理由に拘置の執行停止を申し立て、東京地裁が認めていた。武井被告は執行停止期間が切れる約１週間後に再び収監される。
　起訴状によると、武井被告は元渉外担当の中川一博容疑者（４３）らに指示して２０００年１２月から０１年２月にかけ、東京都世田谷区に住んでいたフリージャーナリスト山岡俊介さん（４４）の自宅の電話回線に盗聴器を仕掛け、通話内容を録音した。
　武井被告は、警視庁捜査２課に逮捕された後「盗聴にかかわっていない」と否認したが、供述を一転させ起訴事実も全面的に認めているという。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031216-00000125-kyodo-soci