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2003年12月16日(火) 16時39分

都内の病院、停電でも診療可は17% 6%はすべて中断朝日新聞

 地震などで3、4時間以上の停電が起きた場合、通常どおり診療が続けられる病院は17%しかなく、すべての診療を中断せざるを得ない病院も6%あった。東京都病院協会による都内約250病院の防災アンケートで、そんな実態が浮かんだ。

 アンケートによると、停電対策の要となる自家発電装置を設置している病院は85%。同協会は「都民に大きな安心を与える結果だ」とみる。

 一方、診療時間内に停電が起きた場合に「通常の診療を継続できる」病院は17%にとどまった。発電装置の能力不足から「一部のみ継続可能」は73%、「停電時には診療を中断する」病院は6%あった。

 大規模停電が起きれば事故が多発し、病院にはふだんより多くの患者が訪れる可能性が大きい。しかし、「一部継続」の病院でも、稼働を維持できるのは入院中の重症患者に対する人工呼吸器などに限られる。8割ほどの病院が急患に十分対応できないと推定される。

 同協会常任理事の石原哲・白髭橋病院長(東京都墨田区)は「病院は災害時に大きな責任を負う。停電時対策などの啓発に努めたい」と話す。(12/16 16:38)

http://www.asahi.com/national/update/1216/023.html