2003年12月16日(火) 09時08分

SCOサイトへの攻撃再開、防御策に疑問も（ZDNet）

　米SCO Groupのサーバが先の週末と12月15日に再び攻撃を受け、アクセスが遮断された。

　広報のブレーク・ストーウェル氏によると、攻撃は12日にいったん収束したが、米太平洋標準時で13日午前3時に再び始まり14日午後11時まで続いた。15日朝になって再度サービス妨害（DoS）攻撃が始まり、同社のWebサイトはアクセスできない状態が続いているという。

　同社のWebサイトとファイルサーバは、過去7日のうち5日間、アクセス不能になっている。もしこの攻撃が続いた場合、顧客とコミュニケーションが取れない状態になるかもしれない。

　SCOはこの攻撃に対して打つ手がないとしているが、同社に対して批判的な分析サイトのGroklawは、この言い分に疑問を投げ掛けている。こうした攻撃は、帯域幅の拡大と、攻撃回避の技術を持ったインターネットサービスプロバイダー（ISP）経由の接続で大部分は緩和できるのが普通だ。

　同社は5月と8月に受けた攻撃を教訓として、これまでにインターネット接続防御の対策を講じていてもいいはずだとセキュリティ専門家は指摘している。（ZDNet）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031216-00000004-zdn-sci