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消費者金融大手の武富士をめぐる盗聴事件で、東京地検は１５日、同社前会長の武井保雄容疑者（７３）を電気通信事業法違反（通信の秘密の侵害）の罪で起訴した。
武井前会長は病気で手術が必要なため、弁護人から勾留（こうりゅう）執行停止の申し立てが出ており、東京地裁が１５日、執行停止を決定した。病気のため起訴手続きも当初の予定より早まった。
武井前会長は警視庁の調べに対し、事件への関与を認めているとされ、今月８日に会長を引責辞任することを表明し、取締役からも外れた。
起訴状によると、武井会長は部下に指示し、同社に批判的な記事を書いていたジャーナリスト山岡俊介さん宅の電話を盗聴していたとされる。(12/15 17:12)