2003年12月15日(月) 17時37分

「記事で犯人扱い」と提訴　一家４人殺害事件の遺族（共同通信）

　福岡市の一家４人殺害事件で、一家の親類夫婦が「自分たちが事件の犯人と印象付ける週刊誌の記事で名誉を傷つけられた」として、文芸春秋と新潮社、講談社に総額１億９８００万円の損害賠償などを求める訴訟を１５日、東京地裁に起こした。
　訴えたのは、事件で殺害された松本千加さん＝当時（４０）＝の実兄の会社役員（福岡市）とその妻。
　訴えによると、「週刊文春」（文芸春秋）が７−１０月に掲載した記事６本と「週刊新潮」（新潮社）の７月１０日号、「フライデー」（講談社）の１０月１０日号は、松本さんとの続柄や住所、職業などを表記して２人を特定できるようにした上で、２人が殺害に関与しているような印象を読者に与えた。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031215-00000161-kyodo-soci