2003年12月13日(土) 19時11分

きょう「先物取引被害１１０番」を開設−−県弁護士会　／千葉（毎日新聞）

　先物取引による被害者を救済し、県内の被害実態を把握するため、県弁護士会は１３日、電話で無料相談に応じる「先物取引被害１１０番」を開設する。
　先物取引被害全国研究会によると、被害者の９割が業者からの勧誘で取引をはじめたといい、女性や高齢者からの苦情が増えているという。県内でも昨年行った「１１０番」に５件の問い合わせがあり、数カ月から１年で３０００万円の被害を受けた人もいるという。
　県弁護士会で消費者問題を担当する大槻厚志弁護士は「業者の中には『絶対もうかる』と強調し、利益が出ても次の取引に金をつぎ込ませ、手数料名目などで根こそぎ財産を奪うことも多い」と警告している。また、最近は為替レートの変動を利用した外国為替取引に関する苦情も多く、相談を受け付ける。
　「先物１１０番」は午前１０時から午後４時まで。電話０４３・２２７・８６８１で、弁護士５人が相談にあたる。希望者には面接も受け付ける。【森禎行】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031213-00000006-mai-l12