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2003年12月13日(土) 00時00分

常陸太田農協が加工米を偽装出荷朝日新聞・

 JA常陸太田市(菊池保組合長)が99年、生産調整(減反)で割り当てられた加工用米の出荷目標の不足分を補うため、北海道産米を常陸太田産の加工用米と偽装表示して出荷していたことが12日、分かった。農協はすでに、当時の組合長など計7人を減給処分などにした。

 農協によると、99年に減反したとみなされる加工用米が出荷目標より不足していたため、北海道産米約21トンを約500万円で購入。常陸太田産の加工用米と表示偽装して、旧県経済連(現全農いばらき)に出荷した。安い加工用米として出荷したため、出荷価格は約250万円で、差額は理事会などの承認を得ずに欠損処理したという。

 県農業経済課などによると、加工用米は食料米に比べ値段が安く、生産調整のために農家が食料米を加工用米として出荷することに協力が得られないことが多いという。

 菊池組合長も「茨城は生産調整達成率が悪く、85%を目標として行政指導を受け、下回ると不名誉とされた。農家に協力を要請したが80%にしかならなかった」と話す。

 今回の問題は、今年5月にJA県中央会の監査で発覚した。農協は9月に組合長と役員計3人を3カ月10%の減給、当時の職員2人を出勤停止3日間、当時の組合長と役員の2人に役員報酬の半額カットの処分をして県に報告した。菊池組合長は「今後は再発防止に努めたい」と話した。




(12/13)

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=6755