2003年12月13日(土) 16時48分

「ヤミ金融と闘おう」　大阪で現状や対策話す集会（共同通信）

　ヤミ金融の法外な高金利や悪質な取り立てに対抗しようと、大阪の弁護士や被害者らがつくる「関西ヤミ金対策会議」が１３日、大阪市内で集会を開き、ヤミ金の現状や課題を話し合った。
　集会には全国各地の弁護士や被害者ら約１００人が参加した。「緊急報告武富士問題」と題して、武富士の元社員や、問題を追及してきた弁護士などが現状を報告。ジャーナリストの三宅勝久さんは「武井保雄会長の辞任で終わらせず、うみを出すために問題解明を徹底的にしなければならない」と訴えた。
　ヤミ金の被害者の女性は「借金が膨らみ、家族で死ぬことも考えた。被害者がまず頼る警察はしっかりとした対応をしてほしい」と話した。
　参加した弁護士らはヤミ金融対策法について説明。「同法がヤミ金をなくす節目になるよう、被害者の救済窓口を広げるなど対策をとる必要がある」と指摘した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031213-00000119-kyodo-soci