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2003年12月12日(金) 19時04分

和光食糧の米偽装表示 「社長に利用された」元課長が主張−−第2回公判 /福島毎日新聞

 ◇前社長、主導的立場否定
 米国産米を混ぜたコメを会津産コシヒカリと偽って販売し、不正競争防止法違反の罪に問われた郡山市大町の米穀販売会社「和光食糧」(増子澄子社長)と、前社長の増子英明(52)=同市大町=、元営業課長の橋本英雄(56)=同市富田町上西田、10月31日付で退社=の両被告に対する第2回公判が11日、地裁郡山支部(鈴木信行裁判官)で開かれた。橋本被告側が冒頭陳述で「社長の指示で違法行為を行うために利用された」と従属的な立場だったことを主張した。
 橋本被告の弁護人は冒頭陳述で、(1)社長だった増子被告は97年以降年間約1400万〜1800万円の役員報酬を得ていたのに対し、橋本被告の同期間の年収は手取り約250万円で残業手当なども支払われていなかった(2)昨年9月に偽造表示をやめてほしいと依頼したが拒絶され、一度は退職の意思表示をしたが辞めた後の生活を考え同社にとどまった——などを挙げて、「2人は社長と従業員の関係。橋本被告は再雇用の難しさから、増子被告の指示を拒絶することはできなかった」と主張した。
 これに対し、増子被告は「橋本被告との対立は営業手法の問題で、偽装とは関係ない」「最初に(米国産コシヒカリの混米の)話をしたのは橋本被告」などと陳述した。【太田穣】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031212-00000004-mai-l07