悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年12月12日(金) 09時28分

MS、謎のパッチリリースは「人為ミス」ZDNet

 先日一部のWindows XP搭載システムにパッチが適用されたのは予防的な措置であり、新たな問題に対応したものではない——Microsoftが12月11日、こんな説明を行った。

 9日夜、同社のWindows UpdateとAutoUpdateシステムを通じてWindows XP搭載システム多数にパッチが適用された。これはもともと11月のパッチで対処していた問題を修正するもの。しかしMicrosoftが12月のパッチリリースはないと告知した矢先の出来事だったため、顧客ばかりかMicrosoft社員も驚かせる結果となった。

 「率直に言って、コミュニケーションが不十分だった。人為的なミスだ。しかしこのミスが原因で、誰かが危険にさらされたということはない」と、Microsoft広報のショーン・サンドウォール氏。

 同氏によるとMicrosoftは、11月にリリースしたパッチをどのシステムに適用すべきか判断するアップデートサービスのパラメータを変更した。FrontPageの拡張機能に関するこの脆弱性の影響を受けるのは、同社のWebサーバソフトInternet Information Service(IIS)を実行しているシステムのみだったため、当初はこれを走らせているWindows XPシステムにのみパッチを当てると決定。しかし12月になって、IISを実行していない大多数のWindows XPコンピュータにもパッチを拡大するよう、検知コードが変更されたという。

 この変更の結果、パッチが広範にリリースされたとサンドウォール氏は説明。同社はこの脆弱性に関するセキュリティ速報を、今回の変更を反映した内容に更新した。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031212-00000015-zdn-sci