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物質・材料研究機構（茨城県つくば市）は、パソコンを使って同機構の電子顕微鏡をインターネット経由で遠隔操作するシステムをつくり、県立竹園高校（同市）と東京工業大学付属工業高校（東京都港区）に導入。１１日、両校で披露された。
両校はともに科学に強い人材を育てる文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール指定校。同工業高校２年の中村友祐さんは「成分分析ができるのがすごい。これまで処理が難しかった試料も調べることができるようになる」と話していた。
今後、他の指定校にも広げていく計画だ。
ネット経由で電顕を利用する試みは世界でも珍しい。独立行政法人化で資金の自力調達が求められるなか、「時間貸し」も有望視されている。(12/11 20:45)