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巨人から日本ハムへのトレードが決まった入来は１１日、「（契約更改での）代理人交渉を希望したが、巨人が拒絶し、トレードとなった」と主張する書面を、吉田朋弁護士を通じ、公表した。
それによると、８日、吉田氏を代理人として交渉を希望する旨、球団に電話で通告した。だが、球団に代理人を起用しないよう説得された。９日にも球団側と話し合ったが、代理人との接触を拒絶された。その後、トレード決定を通告されたという。
入来は書面で「（代理人制度は）正当な権利として認められている」とした上で、巨人の対応について「制度そのものを根幹から揺るがすものであり、ニ度と同じ事態が生じないことを強く希望する」としている。トレードそのものには応じ「日本ハムの一員として重要な戦力になるよう励むつもり」としている。
１１日夜、取材に応じた入来は「書面の通りです」と語った。
巨人球団は同日夜、この件に関し、「トレードはシーズン終了後から日本ハムとの間で検討していたもので、５日に改めて要請があって合意に至った。代理人交渉の要請を受けて急きょトレードを決定したというのは事実に相違する」とする文書を発表した。(12/11 23:25)