2003年12月11日(木) 00時00分

年末年始海外旅行、欧州やハワイは増えたけど…（ZAKZAK）

　旅行最大手のＪＴＢが発表した年末年始（２３日−来年１月３日）の旅行動向によると、海外旅行者数は５６万２０００人と前年同期比で６．５％減少する見込みだ。新型肺炎（ＳＡＲＳ）の影響が尾を引くものの、２割以上の落ち込みだった夏休みに比べると回復傾向を示している。

　海外旅行は曜日配列の影響を受けやすく、３０日を休めば９連休になった昨年と比べ、休日が１日少ないこともマイナス要因。方面別では新型肺炎の影響が残る中国や香港、台湾が２割を超す減少となりアジア全般が依然として不振。一方で６．３％増の欧州、４．３％増のハワイが好調の見通し。

　国内旅行者数は２８７１万人と０．２％の微増。都心に観光スポットができた関東や近畿が好調。昨年、東北新幹線八戸駅開業で増加した東北は効果が一巡して微減の予想だ。

　平均旅行費用は海外が０．１％減の約２２万４９００円、国内も２．３％減の約３万４６００円と堅実型になりそう。

　２２００人へのアンケートに加え、航空やＪＴＢ予約状況から推計した。

ZAKZAK 2003/12/11

http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2003_12/1t2003121130.html