悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年12月11日(木) 19時11分

買い物時の“目のつけどころ”も 県製作「食品表示ハンドブック」好評 /群馬毎日新聞

 ◇全国から1万8000部、22日に講習会−−10月から市販
 食に対する安全意識の高まりを背景に、県が自ら製作、出版した「くらしに役立つ食品表示ハンドブック」(A5判92ページ)が、地方自治体の刊行物としては異例のベストセラーになっている。もともと関係者の教材用に作製したが、10月から1冊300円で一般発売したところ、全国から注文が舞い込み、2カ月で1万8000部を突破。ハンドブックの利用法をより詳しく知ってもらおうと、前橋市で22日、「ハンドブックが10倍わかる講習会」も開く。【藤田祐子】
 食品表示を定めた法律は、厚労省所管の食品衛生法や農水省所管のJAS法をはじめ、景品表示法(公正取引委員会)▽健康増進法(厚労省)▽計量法(経産省)など複数にまたがっている。昨夏の消費者との会議で、「全体像がつかめるよう一冊の本にまとめられないか」との声が出たのが製作のきっかけ。
 代表的な33種の食品別にラベルの実物写真を掲載、表示項目の解説や注意点を具体的に解説。資料編として各法律の解説や、表示制度をめぐる動きなどを解説した。
 今年5月、2万部を消費者団体など関係者に無料配布したところ、予想以上に反響が大きく、内容を充実させて改訂版を製作、10月から市販を開始した。「研修に使いたい」と、生協や大手スーパーなどからも大量の注文があったという。
 一方で、「情報量が多すぎて消化しきれない」「もっと詳しく知りたい」などの問い合わせも寄せられ、講習会が企画された。実際にハンドブックを作製した県食品安全会議の食品表示適正化ワーキンググループ職員が講師を務める。
 法律に基づく表示と自主表示の違いや、生鮮食料品と加工食品の違いなど、買い物時の“目のつけどころ”を解説。同会議では「何気なく買っている食品を見直すきっかけにしてほしい」と話している。当日、会場でハンドブックも販売する。
 22日は午後2時から、同市大手町の群馬会館で。定員300人(先着順)、参加費は無料。申し込みは同会議(027・226・2425)へ。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031211-00000001-mai-l10