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2003年12月11日(木) 07時04分

犯罪手口、目撃情報を電子メールで提供 いわき東署河北新報

 身の回りで起きている犯罪の発生状況や手口を紹介し、地域ぐるみの防犯活動に役立ててもらおうと、福島県警いわき東署は10日、電子メールでの情報提供サービスを始めた。女児連れ去りや児童への声掛けが相次いでいる福島県内では、市民の犯罪情報に対する関心が高まっている。情報共有化の有効な手段となりそうだ。

 送信先は、小中学校や高校、病院や企業など約300カ所。月5、6回程度の情報提供を予定しており、緊急の場合は随時送信する。警察がメールで直接情報を提供するのは福島県内で初めて、全国でも珍しいという。

 提供する情報は、ピッキングや焼き破りなど、手口が巧妙化している空き巣や、最近続発している「おれおれ詐欺」といった連続性、模倣性の高い犯罪の発生状況やその予防策が中心。連れ去りなどに発展する恐れがある不審人物や車両の目撃情報なども、できる限り公開する方針だ。

 メールによる情報提供は、一度の操作で一斉に送信できるなどの利点がある。病院や学校、公民館などには、メールを印刷し掲示板に張り出すなどして、多くの人が見られる環境を整えてもらうよう協力を要請した。同署は、さらに受信を希望する団体を募るほか、個人に対する配信も検討している。

 鈴木利美署長は「近所でどのような犯罪が発生しているのか、住民の関心は高まっている。地域で素早く情報を共有することで、犯罪防止につなげたい」と話している。
(河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031211-00000002-khk-toh