2003年12月11日(木) 02時06分

「裁判官２人、市民７人」　公明党が裁判員制度案（共同通信）

　一般市民が刑事裁判の審理に参加する「裁判員制度」について、公明党の司法制度改革プロジェクト（魚住裕一郎座長）は１０日「合議体の人数構成は職業裁判官２人に市民の裁判員７人」「安易な報道規制は望ましくなく、メディアの自主規制に委ねる」とする制度案をまとめた。
　人数構成は制度づくりの最大の焦点。政府検討会の座長は「裁判官３人、裁判員４人」との試案を公表、自民党司法制度調査会の小委員会（長勢甚遠委員長）では座長試案に賛同する意見が多く、来週にも予定される与党間の調整は難航が予想される。
　公明案は、裁判官について「職務が多岐にわたるため２人で分担するのが相当」「３人では国民の参加意欲に影響しかねない」と指摘。「健全な社会常識を反映させるために（裁判官も含め）１０人程度で奇数が望ましい」として裁判員７人が妥当と結論づけた（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031211-00000020-kyodo-soci