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2003年12月10日(水) 00時00分

松阪牛ネット販売、9頭落札 順調スタートネットで入札状況を見守る関係者ら=県松阪食肉公社で朝日新聞・

 松阪牛をインターネット上で売買する県松阪食肉公社(社長・下村猛松阪市長)による「松阪牛枝肉ネットオークション」が9日スタートし、初競りで9頭が落札された。販路の拡大を狙った、ブランド牛では全国初の試み。入札価格が数分置きに更新される場面も。心配されたトラブルもなく、関係者は「順調な船出」と満足げだった。

 出品牛の個体履歴などの情報をネット上で公開し、市場開催日の決められた時間内に、登録業者が入札する仕組みで、事前に12戸の肥育農家と、神奈川県から熊本県まで全国の35の食肉業者が登録した。

 初回は5戸の肥育農家から9頭が出品され、東京食肉市場での価格を基本にキロ当たり千〜2800円でスタート。平均価格は3080円、最高価格は4130円で競り落とされた。落札業者は県内が2社、県外(和歌山、大阪、愛知、徳島)が5社だった。

 今回の結果に、同公社の服部剛専務は「システムの中身、生産者、食肉業者の三つがうまくかみ合った。初回としてはいい値がつき、満足のゆくスタートだ。今後、ネットが浸透する中で、参加業者も増えるだろう」と評価した。

 入札状況を見守っていた肥育農家の男性(71)は「変化が瞬時に分かり、よくできたシステム。最後は動きが激しく、買う方も真剣に取り組んでいる様子がうかがえた」と話した。

 次回は来年1月27日に開き、3月までは月1回、その後は月2回のペースで開く予定。(12/10)

http://mytown.asahi.com/mie/news01.asp?kiji=5365